賢治最中本舗さま 手作り最中パッケージ・暖簾文字

花巻の名物「賢治最中」をご存知でしょうか?
昭和30年に始まった老舗の特大最中(14センチ)で、ものすごいインパクトのある最中です。
宮沢賢治の有名な詩の一説「雨ニモマケズ風ニモマケズ」を入れるために
ここまで大きくなったそうです。
創業者の方のパイオニア精神が感じられる一品です。

その賢治最中本舗さんが、「最中専門店」としてリニューアルし
そこで育ったお嬢さん方が、日夜手作りで改装しているというお話を伺いました。
そして新商品として考案中の創作最中のパッケージのご相談がありました。
最中の皮に、餡を入れないでチョコや地元の雑穀といった新しい素材を組み合わせる
賢治最中本舗さんならではの新しいお菓子です。
(姉妹店でパティスリーアンジュという洋菓子店をやっておられます)

考えても何も出ない頭なので、、図書館などで宮沢賢治の本を調べ、
ご提案したのが「もなど」。
哲学的な表現で精神的な最小単位を表すという「モナド」が元で、
賢治さんが「銀のモナド」など作品にも使っていた言葉を見つけました。
「もなか」に音が似ているけど、新しい響き。
新しいお菓子にぴったりなのでは?とご提案したところ採用頂きました。


6種類の新しい最中「白雪のもなど」「琥珀のもなど」「野原のもなど」「黒葡萄のもなど」「瑪瑙(めのう)のもなど」「銀河のもなど」は、
全て賢治さんの童話に出てくる動物をモチーフにネーミング。
何の童話かは当ててみてください。
中でも「瑪瑙のもなど」は、
田舎laboで取り扱っている岩泉の早野商店さんの食用ほおずきをトッピングに採用して頂き、
岩泉の花巻支部?の田舎laboとしては、橋渡しが出来てとても嬉しかったです。
動物が賢治さんの帽子をかぶっているのは、お嬢さんのらくがきが元になっています。
どれも新しい食感と味で、美味しい「もなど」となりました。

次の課題は、「手作り最中(合わせ最中)」
皮と餡を分けてあるため、パリッと感を残し日持ちも長くなるという商品です。
日持ちが長いということは、花巻の新しい持ち帰りのお土産になると思い、
賢治さんの代表的な童話「銀河鉄道の夜」をモチーフにしたいと思いましたが
普通に描いても何かしっくり来ないな・・と思っていたところ、
ある日の打ち合わせ中に、黒板(賢治さんが「下ノ 畑ニ 居リマス」と書いた)に
チョークで銀河鉄道を描くという、一種パラドクス的な案がひらめき
一気に出来上がりました。



目指した「羅須地人協会」の教室感も黒板とチョークで表現。
また箱は1種類のデザインですが、組み合わせると鉄道がどんどん伸びていきます。
側面に隠し賢治さんが居ますよ。
(さらに隠し田舎laboもどこかに・・・; )
箱は別売りもできるので、自分の好きな「もなど」を入れることも出来ます。


しおりはこのような両A面です。

 


もなど3個パックのシール。裏側も見てね。

そしてそして、なんと
賢治最中本舗さんの暖簾文字とマークまで
描かせていただくことになりました。
大変ありがたいことです。
暖簾の製作は地元花巻の伊藤染工場さんだそうです。素敵ですね。

羅須地人協会がモデルとなったレトロな雰囲気の賢治最中本舗さん。
縁側のようなお茶を飲めるくつろぎのスペースで、
手作りの温かい店内は、花巻にいらっしゃった時はぜひ訪れて頂きたいお店です。
賢治さんは「中ノ オ店ニ 居リマス」らしいです。
(お店の本物の黒板アートは、お嬢さんの手によるものです)

2017年4月1日にリニューアルオープンした
賢治最中本舗さんのホームページはこちら
facebookはこちらです。

(p研究員)